眼精疲労を解消するためには、4つの方法があります。

まず1つめは、生活習慣の改善です。アイメイクを控えめにして目に触れる機会の多いまぶたの縁を清潔に保つことや、空調の風を目に直接当てないように気をつけることの他、メガネやコンタクトを遠くを見る用と手元を見る用とに分ける、というのもおすすめの方法です。スマートフォンやパソコンの画面を見て作業を行う時は、時間を決めて休憩を取るようにしましょう。

2つめは、ホットアイマスクや蒸しタオルなどで目を労わることです。温かいタオルを首の下と目の上に当てることで血流が良くなり、筋肉の緊張状態をほぐすことができます。またドライアイの防止にもなります。他にも、眼球を上下左右・ぐるりと回して行う目の体操や、近く(約30センチ)と遠く(約3メートル)を10秒おきに交互に見るのをくり返すことも、同じ場所にピントを合わせ続けるのを防げるので、有効です。

3つめにおすすめするのは、食事による対処法です。眼精疲労には、ビタミンA・B1・B2・C・D・Eの他、DHA、アントシアニン、カルシウム、ルテイン、アスタキサンチンといった栄養素が効果的だと言われています。これらが含まれる食材を、主食と主菜・副菜、そして乳製品と果物の5つに分けて、バランスよく摂取しましょう。サプリメントですべては補えないので、補助的に使うと良いでしょう。

最後は病院での治療です。病院では、視力を測ったり、メガネやコンタクトの度数や目の位置などを調べることによって、どのような原因で眼精疲労が起こっているのかを調べ、対応してくれます。セルフケアでも改善されない場合は、早めに受診してみましょう。