眼精疲労には、原因別に大きく5種類に分けられます。

1つめは、目の筋肉を酷使したことによって起こるものです。これを「調節性眼精疲労」と言います。近くのものを長時間見続けたり、度数の合わない眼鏡やコンタクトを使ったり、近視の人が長時間無理に遠くを見ようとしたりすると、その間目はずっとピント調整し続けることになるため筋肉が疲労してしまい、眼精疲労を引き起こしてしまいます。

2つめは、目の筋肉に異常が起こることが原因となるものです。これは「筋性眼精疲労」と言い、特に斜視の方がなりやすい種類です。何故なら、眼球のずれを直してまっすぐに向けようと、常に目の周りの筋肉に力が入っている状態だからです。また、輻輳不全によって寄り目の動きができない人も、同じように筋肉に大きな負担がかかるため、症状が出やすくなります。

3つめに挙げられるのは、左右の視力差が原因となるもので、「不等像性疲労」と言います。左右の目から入ってくる画像が異なると、脳で処理するのに負担がかかるため、頭痛や目の奥の方に痛みを感じることがあります。視力矯正で対処しやすい種類です。

4つめは、目や他の体の部位に起こった病気が原因のもので、「症候性眼精疲労」と呼ばれます。この種類は、元々は目に何も異常はなかった人が、結膜炎や白内障、緑内障といった目の病気にかかったり、低血圧や高血圧、更年期障害や蓄膿症などにかかることによって、眼精疲労の症状が出るというものです。

最後は、精神的なものが原因となって起こる「神経性眼精疲労」です。精神的な緊張によるストレスなどが原因で、自律神経に乱れが生じ、眼精疲労の症状が引き起こされます。